2009年11月7日土曜日

TechCrunch 東京Camp Demopit

TechCrunchJapanが主催する東京Camp Demopit を昨日見てきました。
遅れて到着したのですが、ものすごい人だかり。場所が狭いのに、当初設定の定員が200名だったのですから、無謀な設定だったのでは??と思ってしまいました。
これでちゃんと見て回れるのかなぁ、と思いつつ、Koress ProjectのOkaji様と待合せしておりました。

待っている間に人々を観察しておりますと、集まってきている方々の95%が男性、中心年齢が30代前半というところでしょうか。もう少し若いかもしれません。
ほぼ全員がiPhoneを持ってそうな印象です。

と、見ているうちにOkaji様がご友人と到着。一緒に会場入り。興味が異なるので別々に見て回ることにしたのですが、私は結局、特設ステージで次々に紹介されるDemo参加企業の皆様の話を聴いておりました。
まず印象に残ったのが、「今日リリースです」「今日に間に合わせました」という言葉です。
東京Campに間に合わせて、これだけの企業が作りこんできたのか、と思うと同時に、これはちょっとしたイベントどころではないぞ、という直感です。
ITで起業しようという人々にとって、”東京Camp Demopitで初めて紹介した”ということが、ちょっとかっこいい、というムードになるのではないかと感じました。

次に印象に残ったことは、日本を市場として重視していない点です。Webベースで展開しているサービスは、むしろ英語ベースで展開することが前提となっているほうが多いくらいです。これは頼もしいと思います。

1時間と少し、見て周り、いろいろな方とお話をさせていただきましたが、刺激の多い楽しい時間でした。お話していただいた皆様、ありがとうございます。

ここからは印象に残ったブースの紹介です。
まずは、ミニミニデジタルサイネージを提案していた株式会社ビー・ユー・ジー様。

左の写真の小さい画面がデジタルサイネージです。3.4インチ有機ELを使っているので、とってもきれいです。店員さんの胸に着けて、携帯電話を使って利用してもらおうとお考えのようです。

私個人としては、そういう使い方もあるけど、むしろ個人に売ったほうがいいような気がしました。たとえば、YouTubeのお気に入りの動画とか、自分で撮影したムービーを取り込んで、外部に持ち出すというツールにです。携帯電話との連動については、別途考えないといけませんが、動画を外部に持ち出すデバイスとして携帯電話よりも有望かな、と思います。
ウェアラブルな点が最高にウケました。私的には一押しです。

次は株式会社アゲハ様の「オリヒメ」サービス。
こちらはPCバッグを中心に、カスタマイズした商品を販売するというオンラインショップです。20人集まれば採用して制作してもらえるという仕組み。
これは、ファッションにおいてリメイクや、ユニ隠しなどがベースにあることからもわかるように、これから絶対にくるサービスです。アメリカでも似たようなサービスが始まっていて、有望な市場だと思います。

ジークラウド株式会社の「RainbowApps あの人のおすすめアプリを知りたい」は、iPhoneアプリについて、ユーザー同士が情報を交換したり、オススメを紹介することで、どういうアプリなのかがわかるといいうもの。人気順だけではわからない点を知ることができるのが、いいですね。当然、国内でのサービス展開だけではなく、年内にも英語サービスがリリースする予定のようです。

他にも面白い取組があったのですが、そちらの紹介はまたの機会とします。
次回のDemopitが今から楽しみです。

2009年11月3日火曜日

虚構金融


虚構金融 (文春文庫)」を読了。久しぶりに小説を読みました。
本書のテーマは、米国債です。
日本が米国債を大量に買い付けていることは良く知られていますが、その金額が尋常ではない、もしくは国民が知らない間に100兆円を超える規模で買い進められている、という真実を求めていく過程で、複数の殺人が起こる、というストーリー。

主人公は特捜部の検事なのですが、事実上の主人公といってもいいのが、登場早々に殺される財務省の官僚です。政治家と官僚の関係については、「政策論争のデタラメ」の中にも記述があるのですが、これと全く同じような内容がこちらの小説でも展開されます。

「政治家にとって官僚は使い捨ての駒。また官僚も、政治家はすぐに代わる一過性の上司としか思っていない。内心は馬鹿な奴だと思っているだろう。両方が似たようなことを考え、利用しあっている。日本の政治形態の最大の弱点だ」。

本書は米国債の話ですが、最近は日本国債の大量発行を含めて、話題に事欠きません。
たとえば、ダイヤモンドオンラインでは、「米国の大物経済学者が警鐘! 「世界経済危機の第二波が近づいている ケネス・ロゴフ ハーバード大学教授(元IMFチーフエコノミスト)に聞く」では、先進国におけるデフォルト(債務不履行)が起こってもおかしくない、という発言が見られます。

米国の最近の債務残高増加ペースは過去に比べて、2倍のペースで突き進んでいる(今年9月までの2009年会計年度の財政赤字は、前年度比3倍超の1兆4171億ドルという史上最悪の水準にまで膨れ上がった)。

ちなみに、日本も過去に何度かデフォルトしている。著書でそう言及したところ、ある日本政府高官から「日本はデフォルトしていない」と訂正を求められたが、データを示したら納得してくれた(たとえば、1946年、預貯金はいったん封鎖され、封鎖預金からの払い戻しは新円で、限度は世帯員1人について100円とされた)。

デフォルトというと、対外債務ばかりを想像しがちだが、対内債務のこの種のデフォルトまで含めて考えれば、大国の債務不履行はあり得ないとは断言できない。

まず、現実を直視することだ。現実とは、今後10年以内に、多くの国が、大幅な増税、インフレ、実質的な債務不履行などを経験するだろうということだ。このようなときには、とにかく経済構造改革に全力を尽くすべきである。

日本政府に対して二つのアドバイスをしたい。ひとつは、国債の満期構成を長期化させることだ。繰り返すが、危機は来る。短期金利が実質ゼロだからといって、短期でつなぐ誘惑に負けてはならない。たとえ高くついたり、一時的に財政赤字の拡大を招いたとしても、満期構成の長期化は危機の第二波に対する安い保険となる。
第二に、2%程度のインフレを目指すべきだ。債権者に下落した通貨価値での返済を押しつけるインフレは、債務問題のフェアな解決法とは言えないが、債務負担を軽減させる有効な手段であることは明らかだ。


もし日本がこの小説に書かれているように、秘密裏に巨額の米国債を買っていれば、国内だけでなく対米国においてもデフォルトに合う可能性があります。

経済問題は身近であるはずなのに、理解しにくいです。こういう小説に書かれていることの多くは真実ではありませんが、少しは役に立つかもしれません。

2009年11月2日月曜日

米グレイストライプ社による”iPhoneママ”調査

全世界では5000万台以上が売れているiPhoneユーザーに関する調査結果がありました。米国企業によるものですが、大変面白かったので簡単に訳して再編集したものを公開しています。
iPodユーザーとの違いについても明らかにしていますので、こちらも興味深いです。
詳しくはこちらから。

2009年11月1日日曜日

政策論争のデタラメ


政策論争のデタラメ (新潮新書)」を読了。著者は証券会社のマーケット・ストラテジストという、通常この手の著者としては異色の存在です。
しかし、マーケット・ストラテジストという職業柄か、綿密にデータを読み込んだ上での内容で、非常に説得力があります。

たとえば環境問題とそれに関連する政策についての記述には、感心させられます。環境問題は一種の宗教のように形作られ、自らの生活を律することで結果が伴うと信じる人たちがいますが、本書ではそのようなことで解決できる問題ではないと、明らかにしてくれます。

温暖化の原因が二酸化炭素であると定義した上で、日本の場合、二酸化炭素の排出量が増加しているのは家庭であり、その主たる原因は世帯の増加であるとしています。確かにこの10年で単身世帯を含めた世帯数の増加が進んでいます。

私は仕事柄、大まかな数字は把握しているつもりですが、2000年当時の世帯数はおよそ4700万世帯でした。それがわずか5年後には約5000万世帯にまで増加しています。来年は国勢調査が実施されますが、この数字はさらに増加するでしょう。(総務省統計局 家族類型別一般世帯数

つまり、世帯数の増加が多くの家電利用へとつながり、家庭からの二酸化炭素排出量が増加しているのだそうです。これは説得力があります。ちょっと見回せば電気を消費するモノであふれかえっていますから。
そして、省エネを国民に強いることは結局「欲しがりません、勝つまでは」と同じ発想だと切り捨てます。もっと総合的なエネルギー政策が必要であるにも関わらず、諸外国の後塵を拝していると主張するのです。

さらに医師不足についても、勤務医を優遇できていない制度設計そのものが間違っていると言い切ります。開業医優遇の制度がこのまま続く限り、医学部の学生数を増やしたところで問題は解決しないだろうということです。
私も以前、全く違う視点で学生を増やしたところで根本的な解決にはならないだろうと書いたことがありますが、私の考えが本書により、一層鮮明になった感じです。

ほかに、教育問題、財政投融資と表裏一体の郵政民営化問題、官僚制度などに深く切り込んでいます。いずれもデータをきちんと踏まえた論理で大変よくわかります。

本書は、メディアを通じた情報がいかに粉飾されているか、また操作されているかを確認するサブテキストのような存在です。そういう意味で広く読まれて欲しい著作だと思います。

2009年10月31日土曜日

Joy's Special


昨日は2週間ぶりに大学に行きました。先週は学祭があったためお休みだったのです。
最近、いろいろと仕事が忙しくなってきた上に、考えることもあって心身ともに疲弊していたのですが、久しぶりにみんなと食事にも行き、良い気分転換になりました。

さて本題です。
私の講義をとっている学生の中にバンドをやっている男子がおります。
「先生、今度CD出すんですよ、買ってください」と随分前に言っていたので、「聞いてあげるからちょうだい」と返しておきました。
すると、昨日CDを手渡されました。バンド名は”Joy's Special”のようです。
CDタイトルは「マジカル メルヘニスト」 。私はつい「なんか気持ち悪いタイトルね」と言ってしまったんですが、周囲の学生は学祭でライブを観ているためか、「最近流行ってるんです、うちのゼミで」という声も。私と同じで「俺はダメだなぁ」というのもありました。

で、今日の午前中に携帯電話に転送して曲を聴いてみました。
率直に言って、荒いし、雑なところもありますが、私は結構好きです。意外にやるな、が第一印象です。
曲を書いているのが、先ほどの学生なのですが、彼の世界観が感じられる点が良いと思いました。

1曲目は、タイトルにもなっている「マジカル メルヘニスト」。スカっぽいリズムが乗りやすい曲ですが、詩はお菓子の家をテーマにしているので、ホントにダメな人はダメかもしれません。
2曲目は「七色のラブソング」という曲で、これはありがちな設定とありがちなメロディだなぁ、と思いました。単調な印象を受けてしまったので、少し変化をつけてくれると良いかも。
3曲目は「きぃ」。枕の下に写真を入れて寝る、なんていうかわいらしいフレーズで始まります。
後になるにつれて曲が長くなるのは、思い入れの違いなんでしょうか?

全体としてまだ照れがあるのか、それとも遠慮があるのか、突き抜けた感じがないので、物足りない感じもあります。
今後に期待ですね。がんばれ、”Joy's Special”。

2009年10月28日水曜日

Michael Jackson's THIS IS IT

映画「This Is It」を観て、たった今帰ってきました。
マイケルはエレガントの一言でした。どんなときにも品を失わない。
決してファンでもない私が、もう一度観たいと思うくらい、素敵な映画です。

バックダンサーのオーディションシーンは圧倒されるほどたくさんの参加者。
彼らの多くがマイケルのファンであることは、映画を観ていてわかります。たとえば「Beat It」のシーンでは、ダンサーの誰もが、それこそ何十回もPVを見てマイケルのダンスを真似ただろう、と想像できますし、「Billie Jean」でマイケルのダンスに歓声を上げる彼らはすっかりファンに戻っていました。

最近ダンスに夢中の私は、マイケルのステップをジーーっと観ていましたが、それは素晴らしいですね。軽い、無駄な動きが一切ない洗練された動きでした。

これからマイケルの歌をダウンロードして、しばらくはMJ三昧しなくちゃ。
そして、できればもう一度観に行きたいです。

Bizloopかわさき

Bisloop(ビズループ)かわさきは、先日の国際ビジネス大賞行政情報部門でスティービー賞を受賞しました。今日掲載される日経産業新聞、流行ウォッチングで取り上げています。

Bizloopそのものを企画・運営しているアイエフネット様が、川崎市の取組をエントリーしての受賞です。
一般に、自治体の場合、独自にWebサイトを構築したっきり、なんのメンテナンスもないまま長期間放置されたり、情報を登録してはみたものの、有効に利用されなかったり、という事例が多いのですが、川崎市の場合、外部の事業者が既に運営している機能を有効に利用した点が評価されると思います。

コラムの中ではあまり紹介できなかったので、せっかくいただいたコメントがもったいないため、いつもの通りブログで紹介させていただきます。コメントをいただいたのは、川崎市総務局情報管理部システム企画課長 西之坊行宏 氏です。

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質問1.川崎市の地域情報施策の概要について教えてください。

川崎市では、「お互いの心が通う高度情報化都市かわさき」をコンセプトに、情報化施策の推進を行っており、市民活力を高め、協働と安心のまちづくりに寄与する情報化として、地域ポータルサイト事業に取り組んでいます。
そこでは、地域ポータルサイトを”新たな地域情報の発信メディア”として捉え、特色の異なる複数の民間地域ポータルサイトを整備することで、行政情報も民間情報も”地域情報”として一体的に発信するとともに、地域における情報交流基盤として市民・企業に提供しているものです。

質問2.その中で、Bizloopかわさきの位置づけはどのようにとらえればよろしいでしょうか。

Bizloopかわさきは、「事業者向け」サイトとして位置づけで、市内外の事業者に役立つ情報が中心ですが、市民向けの行政情報やショッピング情報など、事業者以外の一般市民の方も楽しめるコンテンツを掲載しています。

質問3.今後、Bizloopかわさきに期待すること、または伸ばしていきたい方向性など、お教えください。

他都市では事例がない「事業者向け」地域ポータルサイトであるBizloopかわさきですが、川崎市における地域産業の活性化と高度化を支援するサービスとして、今後もより充実した内容とするための協業を行っていきたいと考えています。
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コラムのほうは本紙をご覧ください。