サービス産業論の最終プレゼンがいよいよ明日に迫りました。
学生達が作った資料をチェックしていたのですが、新事業の計画・立案には慣れが必要なのかもしれませんね。いろいろと難しいです。ただ、今まで以上に完成度は高いと思うのですが、課題を下さった京成ホテル様はどのようにご判断されるでしょうか。
ところで、サービス産業論のアフタースクールとして、演習を夏季セッションに行います。つまりインターンシップです。単位ももらえるということで、20人以上が参加してくれるのですが、この準備が大変でした。
企業にはそもそも予算というものがあります。
インターンシップが新人獲得のためのひとつの方法とした場合、リクルート関連予算としてインターンシップの受入れを検討していただくことになりますので、予算を作成しはじめる昨年12月には、様々な企業へ打診を行いました。3月までにはお受入れ先企業をほぼ決定して、それ以降も、受入れ可能な日程の調整や学生の希望を取るなど、隠れた作業がたくさんありました。
段取り8割、実施が2割を本当に地でいくのがインターンシップだと思います。
で、本日、インターンシップのためのオリエンテーションを行います。
この後は、各自の希望した企業へ出向くことになるのですが、どんな結果となるのでしょうか。
2008年7月30日水曜日
2008年7月29日火曜日
ハリー・ポッターと死の秘宝
「ハリー・ポッターと死の秘宝」 (上下巻セット) (ハリー・ポッターシリーズ第七巻)
を読みました。
第1巻から本を読み、映画を見てきたのですが、最終巻にはすべての回答が書いてあったような気がします。
(すみません、すべてを覚えているわけではないので・・・)
発売から1週間近く経つので書きますが、ドビーが死んでしまうところや、スネイプの最後など、涙なくして語れません。特に屋敷しもべ妖精のドビーは大好きなキャラクターだったので、お墓のシーンも深く記憶に刻まれました。
最終巻を通して私が読み取ったメッセージは、Sacrifice(自己犠牲)の精神です。
我が母校は、"Service & Sacrifice" が建学以来の精神だそうで、キリスト教学の授業でも学びます。ハリーが自らも消滅することが必要だと知った瞬間の決断には、迷いは微塵もなく、まさに自らを犠牲にしても多くの人々の幸福な未来を実現したいという強い意志が感じられます。
ハリー・ポッターシリーズが、お決まりのファンタジーではない、大人をも魅了する理由は、人間だからこそ直面する決断の瞬間を見事に描ききっている点にあると、改めて思いました。
この夏休みには、第1巻から改めて読み直したいです。
第1巻から本を読み、映画を見てきたのですが、最終巻にはすべての回答が書いてあったような気がします。
(すみません、すべてを覚えているわけではないので・・・)
発売から1週間近く経つので書きますが、ドビーが死んでしまうところや、スネイプの最後など、涙なくして語れません。特に屋敷しもべ妖精のドビーは大好きなキャラクターだったので、お墓のシーンも深く記憶に刻まれました。
最終巻を通して私が読み取ったメッセージは、Sacrifice(自己犠牲)の精神です。
我が母校は、"Service & Sacrifice" が建学以来の精神だそうで、キリスト教学の授業でも学びます。ハリーが自らも消滅することが必要だと知った瞬間の決断には、迷いは微塵もなく、まさに自らを犠牲にしても多くの人々の幸福な未来を実現したいという強い意志が感じられます。
ハリー・ポッターシリーズが、お決まりのファンタジーではない、大人をも魅了する理由は、人間だからこそ直面する決断の瞬間を見事に描ききっている点にあると、改めて思いました。
この夏休みには、第1巻から改めて読み直したいです。
2008年7月24日木曜日
中央集権国家にこだわる官僚の作為
私は基本的に地方分権派です。なので少しがっかりな事件が多くていやになります。
しかし、最近の地方行政の見苦しいばかりの規律違反や犯罪行為には、多くの国民ががっかりしつつも、多くの方が、田舎ってこんなもんさ、と開き直りがちなのではないでしょうか。
確かに地方行政はコネが何かと効果的な社会です。
こういう話になると必ず日本人の「民度」が話題になりますが、そんなに地方在住の日本人の民度は低いのでしょうか。中央官庁で働く官僚の民度は果たして高いでしょうか。
そもそもそういうコネを効かせたくなるような制度や仕組みを作り上げて、地方に運用を任しているのは中央集権国家である日本の官僚たちではありませんか?
たとえば、大分県の教育委員会がやっていたことは確かに悪いことですが、地方行政におけるこの手の話を立件して、メディアで大々的に取り上げるのは、地方分権派つぶしではないか、という中央官庁に対する疑惑があります。
都道府県知事の汚職も、中には9割が検察による粉飾では?と疑いたくなるような裁判もあります。
もちろん脇が甘いのでつけいられるわけですが、地方行政の欠点を官僚が徒党を組んであげつらうことで、地方分権になると汚職だらけになるぞ、とデモンストレーションして見せているような印象すら受けます。
ところが、地方分権になれば納税者との距離が近くなるため、制度や運用についてのチェックが細かく入り可視化されるため、むしろ役人がやりにくくなる、という意見もあります。
また、たった一度の試験をクリアすれば一生教師として生活を確保できるような制度のほうがおかしい、という意見もあります。
今、もっとも優秀で熱意のある人間を義務教育期間に充てたいと考えたとしても、外部から容易に教員として採用できない仕組みのほうがおかしいですし、問題教師を辞めさせずにあちこち回して使い続ける運用も変です。教師だってある意味、公職ですよね。
硬直化している中央集権国家の常識を捨ててしまえば、ずっと行政がやりやすくなることは福島県の矢祭町が見本を示しています。
官僚の作為に惑わされないような、高い民度を国民は持ちたいと思います。
しかし、最近の地方行政の見苦しいばかりの規律違反や犯罪行為には、多くの国民ががっかりしつつも、多くの方が、田舎ってこんなもんさ、と開き直りがちなのではないでしょうか。
確かに地方行政はコネが何かと効果的な社会です。
こういう話になると必ず日本人の「民度」が話題になりますが、そんなに地方在住の日本人の民度は低いのでしょうか。中央官庁で働く官僚の民度は果たして高いでしょうか。
そもそもそういうコネを効かせたくなるような制度や仕組みを作り上げて、地方に運用を任しているのは中央集権国家である日本の官僚たちではありませんか?
たとえば、大分県の教育委員会がやっていたことは確かに悪いことですが、地方行政におけるこの手の話を立件して、メディアで大々的に取り上げるのは、地方分権派つぶしではないか、という中央官庁に対する疑惑があります。
都道府県知事の汚職も、中には9割が検察による粉飾では?と疑いたくなるような裁判もあります。
もちろん脇が甘いのでつけいられるわけですが、地方行政の欠点を官僚が徒党を組んであげつらうことで、地方分権になると汚職だらけになるぞ、とデモンストレーションして見せているような印象すら受けます。
ところが、地方分権になれば納税者との距離が近くなるため、制度や運用についてのチェックが細かく入り可視化されるため、むしろ役人がやりにくくなる、という意見もあります。
また、たった一度の試験をクリアすれば一生教師として生活を確保できるような制度のほうがおかしい、という意見もあります。
今、もっとも優秀で熱意のある人間を義務教育期間に充てたいと考えたとしても、外部から容易に教員として採用できない仕組みのほうがおかしいですし、問題教師を辞めさせずにあちこち回して使い続ける運用も変です。教師だってある意味、公職ですよね。
硬直化している中央集権国家の常識を捨ててしまえば、ずっと行政がやりやすくなることは福島県の矢祭町が見本を示しています。
官僚の作為に惑わされないような、高い民度を国民は持ちたいと思います。
2008年7月19日土曜日
国会議員と国民の意識のズレ
「センセイ、聞いてください![第1回政策アンケート 読者編]独自調査が示す国会議員と読者の意識のズレ」という記事が、NBonline(日経ビジネスオンライン)に掲載された。
このアンケートには回答した記憶があったので目を通したのですが、見事に認識のズレが現れた結果となっています。
日経ビジネスの読者は、小さな政府で規制緩和的な政策を求めているのに対して、
■自民党
大きな政府派と規制緩和派が混在したひょうたん型。
これは、官僚出身政治家vs党人派という対比によるものかもしれません。または増税派と上げ潮派の対比?
■民主党
小さな政府志向で格差是正型。
格差が、正規社員と非正規社員といった待遇の違いから生まれていると単純に考えているとしたら大間違いですよね。もっと複雑に絡み合ってるし、誤解を恐れずに書けば、団塊世代と団塊ジュニア世代の、いわゆる親子の問題とも言えます。親世代を仕方なく温存した結果、子供世代を非正規で雇用する羽目に陥った、というのが企業の偽らざる思いでしょう。

こんなにもズレのある政治家に政策を任しているのかと思うと、歯がゆいばかりです。政治にはもっとマーケティングが必要です。国民を巻き込む力が必要です。
書いていて思い出しましたが、 竹中平蔵先生の「構造改革の真実 竹中平蔵大臣日誌
」には、日本の政治にマーケティングという手法や考え方が取り入れられたのは小泉政権が初めてではないか、という記述がありました。自民党ですら、個々の政治家がばらばらに動くのだそうです。
企業では考えられません。
このアンケートには回答した記憶があったので目を通したのですが、見事に認識のズレが現れた結果となっています。
日経ビジネスの読者は、小さな政府で規制緩和的な政策を求めているのに対して、
■自民党
大きな政府派と規制緩和派が混在したひょうたん型。
これは、官僚出身政治家vs党人派という対比によるものかもしれません。または増税派と上げ潮派の対比?
■民主党
小さな政府志向で格差是正型。
格差が、正規社員と非正規社員といった待遇の違いから生まれていると単純に考えているとしたら大間違いですよね。もっと複雑に絡み合ってるし、誤解を恐れずに書けば、団塊世代と団塊ジュニア世代の、いわゆる親子の問題とも言えます。親世代を仕方なく温存した結果、子供世代を非正規で雇用する羽目に陥った、というのが企業の偽らざる思いでしょう。

こんなにもズレのある政治家に政策を任しているのかと思うと、歯がゆいばかりです。政治にはもっとマーケティングが必要です。国民を巻き込む力が必要です。
書いていて思い出しましたが、 竹中平蔵先生の「構造改革の真実 竹中平蔵大臣日誌
企業では考えられません。
2008年7月18日金曜日
The Stevie Award

水曜日の夜に、女性経営者やマネジメント層を中心とした暑気払いの会に参加してきました。日本を代表する企業の中で、女性として活躍している方々の交流が目的です。
その中で、The Stevie Award という賞についてうかがう機会がありました。詳しくは HP で確認いただきたいのですが、2002年に始まった新しいビジネス分野の章で、50ほどの対象ジャンルがあるそうです。
日本では昨年末から活動が始まっており、今年からこのAwardにふさわしい方を探しているとのことです。
ちなみに写真のトロフィーがこの賞のものですが、かなり立派で重たいです。かのアカデミー賞のものと同じメーカーさんから作っておられるとききました。
日本は、こういった賞に対して冷淡な反応になりがちですが、ほめてもらってうれしくない方はいないと思います。
(最近の研究では、「ありがとう」といわれたりほめられたりすると、お金をもらうときに反応する脳と同じ部分が反応するのだそうです。)
2008年7月17日木曜日
大学でのテスト
先週は2つの授業でテストを行いました。持込可の論述形式です。
広告産業論は4大の学生が対象で、マーケティング論は短大です。
今年の広告産業論は、同じ枠の他の講義が学生には魅力的ではなかったためか、受講生が多く、出席率もそこそこに良かったので、学生はどんなことを書いているのか、ある意味楽しみでした。
得点は、私が書いてほしい事柄に対して加点していくため満点はありません。これはマーケティング論でも同様です。
広告産業論は現に今起こっている事象を取り上げて、学生が社会人になったとき、また将来に渡って役に立つ知識と情報を得てほしいと考えてカリキュラムを組んでいます。ですから、学生にとってはかなりハードルの高いテストです。 逆に、そういう関係のバイトをしているとか、興味があってよくネットで見ている、という学生には授業よりも良い教材が身の周りに転がっている内容でもあります。
先生達の中には、出席率が低いという理由だけで D と決めてしまう方もいるようです。それならテストの必要はありません。テストを受け、もしも同じ成績の学生が多数いた場合、出席率を加味する、というのであれば、まだわかります。なぜって成績をつけなければなりませんから。
大学は義務教育ではありませんし、講義だけが学生の知力を高めるものではないと思います。少なくとも80年代の大学は、そして私が出会った先生方は、出席率だけで成績をつけてしまうようなことはなかったように思います。もちろん出席するように促されはしましたが・・・。
要領よく大学で単位をとることが、当時の大学生にとっては当たり前のことでしたし。
私はギリギリの単位で卒業した不真面目な学生だったのですが、当時不満だったのは、答案を返してもらえなかったことです。
そこで、私は昨年から答案を返すようにしています。成績をつけてしまえば保存している意味もないため、シュレッダーして廃棄するしかないためです。
今週は、自らの不満解消のためともいえる回答解説をやります。
ついでに一番よくかけていた学生の答案を紹介するつもりです。
広告産業論は4大の学生が対象で、マーケティング論は短大です。
今年の広告産業論は、同じ枠の他の講義が学生には魅力的ではなかったためか、受講生が多く、出席率もそこそこに良かったので、学生はどんなことを書いているのか、ある意味楽しみでした。
得点は、私が書いてほしい事柄に対して加点していくため満点はありません。これはマーケティング論でも同様です。
広告産業論は現に今起こっている事象を取り上げて、学生が社会人になったとき、また将来に渡って役に立つ知識と情報を得てほしいと考えてカリキュラムを組んでいます。ですから、学生にとってはかなりハードルの高いテストです。 逆に、そういう関係のバイトをしているとか、興味があってよくネットで見ている、という学生には授業よりも良い教材が身の周りに転がっている内容でもあります。
先生達の中には、出席率が低いという理由だけで D と決めてしまう方もいるようです。それならテストの必要はありません。テストを受け、もしも同じ成績の学生が多数いた場合、出席率を加味する、というのであれば、まだわかります。なぜって成績をつけなければなりませんから。
大学は義務教育ではありませんし、講義だけが学生の知力を高めるものではないと思います。少なくとも80年代の大学は、そして私が出会った先生方は、出席率だけで成績をつけてしまうようなことはなかったように思います。もちろん出席するように促されはしましたが・・・。
要領よく大学で単位をとることが、当時の大学生にとっては当たり前のことでしたし。
私はギリギリの単位で卒業した不真面目な学生だったのですが、当時不満だったのは、答案を返してもらえなかったことです。
そこで、私は昨年から答案を返すようにしています。成績をつけてしまえば保存している意味もないため、シュレッダーして廃棄するしかないためです。
今週は、自らの不満解消のためともいえる回答解説をやります。
ついでに一番よくかけていた学生の答案を紹介するつもりです。
2008年7月16日水曜日
「リストカットシンデレラ」

今日付けの日経産業「流行ウォッチング」で、春崎 代 さんの「リストカットシンデレラ(上)
多分私は、公のメディアでケータイ小説を紹介した人たちのなかでも、そうとう早かったと思いますが、それもこれも伊東さんという友人がいたおかげです。今回、この小説を取り上げることになったのも、伊東さんからの紹介がきっかけでした。
思えば、2005年の12月に、いいから読んでください、と渡されたケータイ小説を読んだときは、つじつまが合わない、その時々の気分を書いただけとしか思えない小説もどきに、ページを前後に繰りながら、四苦八苦したことを記憶しています。
読了後は伊東さんに返品しました。私にとってはゴミに近かったからです。
それからも時々、ケータイ小説に関するものを読んだり、書いたりしてきましたが、今回取り上げたケータイ小説は、確かに小説でした。
客観的な視点と、家族や友人、それぞれの感情や葛藤を淡々と書いている。そこに著者の悩みの深さがリアルに感じられました。
この小説は、親や、簡単に若者を批評したり、簡単にセグメント分けしたりする者こそ読むべき本だと思います。
つまらない出来事のひとつひとつ、他愛もない会話のひとつひとつが、現代を生きる彼らにとっては大きな障害になってしまうことがある。そういうことを思い出させてくれます。
人間としてひよわになっている。これは正しいと私も思います。
しかし、ひよわな人間に育ててしまったのは大人の責任です。
2008年7月14日月曜日
「課題先進国」日本

東大総長の小宮山宏氏による「「課題先進国」日本―キャッチアップからフロントランナーへ
印象に残ったところを、少し紹介します。
第3章 課題解決ビジョンを具体例で考える より
「日本の政治とか役人のシステムは、典型的にキャッチアップ型になっていた。実際にキャッチアップをしてきたのだからそれは仕方のないことであったが、そのために日本の政治家や役人の周辺にはシンクタンクがなかった。外国のものを導入すればいいのだから、頭のいい人が外国のものを見てくればそれでよかったわけである。」
だから今でも海外に議員さんたちは、公費を使って研修に出かけます。これって意味がないですよね、いまどき。
「日本人の心に、お上がなんとかするという上意下達の意識が脈々と流れている。全体像を把握するのが困難な現在、お上も社長も学界の権威も、一人で正しい結論を導き出すことなどできはしない。私たちは議論の仕方を身につけなければいけない。醸成すべきは議論の風土である。」
確かに議論下手ですよね、日本人は。
少し反論されると人格を否定されたような反応をする人が多いので、議論にならなくなります。
「かつて、受験競争を緩和するためと称して、都立高校に学校群制度を導入して失敗した愚行を繰り返してはならない。導入後、予想通りに、日比谷、戸山、新宿、両国、小石川、西など、有力都立高校があっという間に衰退し、私立が取って代わり、その結果受験競争は中学へと若年化した。結局、受験戦争が激化したのだ。(中略)明治維新以来、たとえ貧しい家庭の子女であっても、本人が優秀で努力するならば、よい大学に入れるという日本の平等社会の基盤は破壊されつつある。
この大失政の原因は、1億枚ある部分全体像の中から、たった1枚の像で政策を実施したことによる。『平均化させればみんなよくなる』という政策者の意図に反して、『自分だけは良い大学に入りたい』という像で社会は反応したのだ。」
教育再生会議の委員もつとめる著者の、教育に対する考えと提案は、有用なものだと思います。
この本は、教育関係者にも広く読んでいただきたいです。
2008年7月9日水曜日
平泉、世界遺産に登録されず

今週に入って、平泉が世界遺産に登録されなかったことが報道されています。地震のあとだけに、今回の平泉には世界遺産に登録されてほしかったですね。
この件と関係があるのかどうかわかりませんが、昨年10月に世界遺産委員会のメンバーから日本が外れています。
また、日本の建築物等が世界遺産を登録されるようになったのが1993年から。つまりバブル経済の余波がまだ続き、国民一人当たりGDPが2位にまで上昇した頃です。その後はどんどん下がっていって、19位にまで落下。
現在 Director-General of UNESCO の松浦 晃一郎氏は2期目をつとめていますが、2009年11月にはその任期も終わります(たぶん)。
こういう事実を並べただけでも、世界遺産が日本の国力と密接な関係があると考えたくなります。
多くの日本人はこんな風に考えたりしないでしょうが・・・。
2008年7月8日火曜日
「課題先進国」日本

東大総長の小宮山宏氏による「「課題先進国」日本―キャッチアップからフロントランナーへ
この本を読んでみようと思ったきっかけは、確か日経BPのWebサイトだったような気がします。書評を読んで即購入した記憶があります。アマゾンの評価も星5つでした。
まだ途中なのですが、小宮山先生の主張は、第1章のなかの一節、「先進国は自らの課題を解決して世界を先導した」に明確に現れています。日本は今こそ、自らの課題を解決して、真の先進国になるべきだ、というわけです。公害克服の歴史など、日本は中国やインドの範となる資格を備えているというのです。
それから、「たこつぼ専門家に聞くな!欧米に聞くな!」という警句も納得です。
マーケティングにおいても課題解決が新しいビジネスモデルを生み出すことがあります。
そういう意味において、課題先進国・日本という大きな枠組みだけではなく、課題先進自治体とか、課題先進地域・××地方といったように、自らの問題を捉え直すことで、注目を浴びるといったことは多くの事例があります。福島県矢祭町が良い例ですよね。
ネガティブな問題をポジティブな課題として捉えなおすこと。
これこそマーケティングの醍醐味ではないでしょうか。
2008年7月5日土曜日
短大は完成度が高かった
昨日は短大のマーケティング論の発表がありました。
全部で5グループ、経営する飲食店についてTPCと損益計算表の内容を説明してもらうというものです。
心配は杞憂でした。あまりの完成度にちょっと驚きました。
損益計算の部分は、4大生のほうが少し上かな、と感じましたが、説明資料のパワポには、必要事項がすべて含まれており、しかもとってもかわいい!
アニメーションの使い方も巧みで、説得力にあふれる内容でした。
女性が多い上に、勉強に取り組む姿勢が真剣だからこその出来上がりでしょう。
発表の最後に、上記のような感想を述べたところ、心底ホッとした表情を浮かべました。短大生は真剣です。そしていかにも純情なところが残っているのだと感じました。
全部で5グループ、経営する飲食店についてTPCと損益計算表の内容を説明してもらうというものです。
心配は杞憂でした。あまりの完成度にちょっと驚きました。
損益計算の部分は、4大生のほうが少し上かな、と感じましたが、説明資料のパワポには、必要事項がすべて含まれており、しかもとってもかわいい!
アニメーションの使い方も巧みで、説得力にあふれる内容でした。
女性が多い上に、勉強に取り組む姿勢が真剣だからこその出来上がりでしょう。
発表の最後に、上記のような感想を述べたところ、心底ホッとした表情を浮かべました。短大生は真剣です。そしていかにも純情なところが残っているのだと感じました。
2008年7月4日金曜日
Compromise -妥協-
3週間ぶりに英語のレッスンがありました。
レッスンのテーマはその時々の時事問題の英文ニュースから選択されています。先生が東アジアの政治や社会問題を研究しているので、そういう関係の内容が多いですね。
今回は、いわゆる”ねじれ国会”と福田政権と民主党それぞれの思惑や態度について、日銀総裁問題と暫定税率が主な内容でした。双方が妥協しないため、政策がストップしている状態に関する短いものでしたが、逆に多くの示唆に富んでおりました。
レッスンは先生からの質問に対して自分の考えを述べる会話形式です。思ったままを表現すればいいのですが、これが難しい。
国民が求めている「構造改革」は何か、と問われたので、「”小さな政府”だが、多くの国民は総論賛成で各論反対だ」と説明したかったので、暫定税率を例にして説明しました。
この話を進めていく中で、「構造改革」とは税制改革か?と問われたので、ほぼそうである、と回答しました。
その理由として、現在の税制と政策では、中央政府が集金して限定した使途に応じて税金を分配しているので、地方は小さな政府を志向しても、結局は中央政府から落ちてくるお金頼りなので、積極的に改革ができないためと言ってみました。何しろ少ない語彙で説明するので、たどたどしいだけでなく、説明そのものがシンプルで強引になります。
たとえば、企業は地方に工場を建設するが、それは安い賃金と税制優遇などがあるためで、地方にとってそんなに美味しいわけではありません。安定した労働から得られる所得税くらいですね。
本当に美味しい法人税は、企業の本拠地にもっていかれます。これは資本主義を意味していて、そもそも地方を搾取する行為だと言いたかったのですが、上手に言えませんでした。
そこで、課税方法を変えて、工場出荷時点における製品価格を売上として、これに工場が位置する自治体が課税する方法に変えれば、地方は収入が増え、中央政府に頼ることもなくなる、と言ったのですが、ここからが大変でした。先生は会計に詳しくないうえに、私の説明もボロボロで、相互理解が進みません。そのまま平行線を延々とたどり、時間切れとなりました。
帰り道、歩きながら思い返すと、最初にこう言えばもう少しわかってもらえたかな、と思いました。
The corporation tax should be changed from the profit base to the revenue base.
レッスンのテーマはその時々の時事問題の英文ニュースから選択されています。先生が東アジアの政治や社会問題を研究しているので、そういう関係の内容が多いですね。
今回は、いわゆる”ねじれ国会”と福田政権と民主党それぞれの思惑や態度について、日銀総裁問題と暫定税率が主な内容でした。双方が妥協しないため、政策がストップしている状態に関する短いものでしたが、逆に多くの示唆に富んでおりました。
レッスンは先生からの質問に対して自分の考えを述べる会話形式です。思ったままを表現すればいいのですが、これが難しい。
国民が求めている「構造改革」は何か、と問われたので、「”小さな政府”だが、多くの国民は総論賛成で各論反対だ」と説明したかったので、暫定税率を例にして説明しました。
この話を進めていく中で、「構造改革」とは税制改革か?と問われたので、ほぼそうである、と回答しました。
その理由として、現在の税制と政策では、中央政府が集金して限定した使途に応じて税金を分配しているので、地方は小さな政府を志向しても、結局は中央政府から落ちてくるお金頼りなので、積極的に改革ができないためと言ってみました。何しろ少ない語彙で説明するので、たどたどしいだけでなく、説明そのものがシンプルで強引になります。
たとえば、企業は地方に工場を建設するが、それは安い賃金と税制優遇などがあるためで、地方にとってそんなに美味しいわけではありません。安定した労働から得られる所得税くらいですね。
本当に美味しい法人税は、企業の本拠地にもっていかれます。これは資本主義を意味していて、そもそも地方を搾取する行為だと言いたかったのですが、上手に言えませんでした。
そこで、課税方法を変えて、工場出荷時点における製品価格を売上として、これに工場が位置する自治体が課税する方法に変えれば、地方は収入が増え、中央政府に頼ることもなくなる、と言ったのですが、ここからが大変でした。先生は会計に詳しくないうえに、私の説明もボロボロで、相互理解が進みません。そのまま平行線を延々とたどり、時間切れとなりました。
帰り道、歩きながら思い返すと、最初にこう言えばもう少しわかってもらえたかな、と思いました。
The corporation tax should be changed from the profit base to the revenue base.
2008年7月3日木曜日
短大生と4大生の違い
ある企業の数値分析と、データから営業数値に落とすルーティンワーク化に時間をとられていました。
膨大なデータから売上と原価を確定させるのですが、これまでどんぶり勘定だったため、きちんとまとまったデータ処理がされていないようでした。企業規模によりますが、こういう仕事は多少時間がかかりますが、運用までこぎつければ後は楽なので、最初の雛形つくりに工夫が要ります。
さて、大学では短大生と4大生に対してマーケティング論を通じて「水戸で飲食店を経営する」というテーマでグループワークをさせています。
雛形となるフォーマットを提示して、これを授業の中で埋めていってもらうようなドリル形式、すなわち雛形を提供して、学生がそれぞれに調べ、自分たちの店作りをします。
そして、店舗経営には銀行からの融資もつきものなので、損益計算までして、イニシャルコストのうち○○円を貸してください、というプレゼンをやってもらいます。私以外の先生に銀行の融資担当者役をやっていただき、これで成績の半分を決めてしまいます。
今週は短大生のプレゼンがあります。今年初めて担当したのですが、4大生とは大きく異なる点がありました。
最初に調べていたのが制服のデザインと価格です。4大生は制服は関係ないとばかりに後回しにします。
次にこだわっていたのがメニューのレシピです。これは飲食店を考えているので当り前なのですが、作り方から調べているあたりが、4大生とは違います。
また内装とレイアウトデザインでも、熱の入った議論を繰り返しています。
マーケティング論なので、TPC(Target、Positioning、Concept)が重要だ、という講義こそ理解してほしいところなのですが、はてさてどんなプレゼンを展開してくれるのでしょうか。
膨大なデータから売上と原価を確定させるのですが、これまでどんぶり勘定だったため、きちんとまとまったデータ処理がされていないようでした。企業規模によりますが、こういう仕事は多少時間がかかりますが、運用までこぎつければ後は楽なので、最初の雛形つくりに工夫が要ります。
さて、大学では短大生と4大生に対してマーケティング論を通じて「水戸で飲食店を経営する」というテーマでグループワークをさせています。
雛形となるフォーマットを提示して、これを授業の中で埋めていってもらうようなドリル形式、すなわち雛形を提供して、学生がそれぞれに調べ、自分たちの店作りをします。
そして、店舗経営には銀行からの融資もつきものなので、損益計算までして、イニシャルコストのうち○○円を貸してください、というプレゼンをやってもらいます。私以外の先生に銀行の融資担当者役をやっていただき、これで成績の半分を決めてしまいます。
今週は短大生のプレゼンがあります。今年初めて担当したのですが、4大生とは大きく異なる点がありました。
最初に調べていたのが制服のデザインと価格です。4大生は制服は関係ないとばかりに後回しにします。
次にこだわっていたのがメニューのレシピです。これは飲食店を考えているので当り前なのですが、作り方から調べているあたりが、4大生とは違います。
また内装とレイアウトデザインでも、熱の入った議論を繰り返しています。
マーケティング論なので、TPC(Target、Positioning、Concept)が重要だ、という講義こそ理解してほしいところなのですが、はてさてどんなプレゼンを展開してくれるのでしょうか。
2008年7月2日水曜日
過剰と破壊の経済学

池田信夫氏の「過剰と破壊の経済学 「ムーアの法則」で何が変わるのか? (アスキー新書 042) (アスキー新書 42)
半年くらい前に購入していたのですが、なかなか手をつけられず今頃になってしまいました。
感想は一言、「とても面白い」です。自分がたどってきた道をムーアの法則で解説してくれているからかもしれません。
私がパソコンを日常的に使い始めたのは1993年あたりからですが、当時、あるパソコン通信の会社に携わることになったのがきっかけです。パソコン通信が流行していたこともあり、大手企業や自治体がこぞって投資して会社を立ち上げていました。
そういう企業から出向してきていた皆様と交流する機会もあり、今やすっかりパソコンの熟練者になっています。
GUI(Graphical User Interface)が、この頃のパソコン通信会社の差別化戦略だったわけですが、およそ馬鹿馬鹿しい話ばかりが思い出されます。
たとえば、ある大手代理店と大手SIerが設立した女性を対象とした会社がありました。すでにインターネットの時代でしたが、女性にわかりやすく、そしておしゃれなデザインを追及したGUIの”専用”通信ソフトでしか接続できない、という不便なものを開発しました。
似たような”専用”通信ソフト戦略は、あちこちで見かけられましたが、どれもこれも失敗に終わりました。見せ掛けだけよくても、人がいない、情報量が少ない場所には人が集まらないんですよね。
こういう失敗も、ムーアの法則によって蹴散らされたひとつの事例ではないかと思います。
GUIは、”専用”通信ソフトが提供するものではなく、Webサイト側で提供し、それを個人のパソコンでも正しく動かせるようになったからです。
池田先生の本にはいつも楽しい驚きがあります。
2008年7月1日火曜日
手嶋屋さんからリリース
先日来、お付き合いさせていただいている手嶋屋さんからリリースが届きました。
「~会社はもっと楽しくなる~ 手嶋屋 企業向け社内SNS『OpenPNE Office』を発表!」というもので、いよいよ今日から発売するそうです。
グループウエアの機能などを追加して、企業向けに利用しやすくなっているようですので、社内コミュニケーション力をアップしたいとお考えの方は、ぜひご相談されてみてはいかがでしょうか。
詳しくは手嶋屋さんでご確認ください。
http://www.tejimaya.com/openpne-office/
「~会社はもっと楽しくなる~ 手嶋屋 企業向け社内SNS『OpenPNE Office』を発表!」というもので、いよいよ今日から発売するそうです。
グループウエアの機能などを追加して、企業向けに利用しやすくなっているようですので、社内コミュニケーション力をアップしたいとお考えの方は、ぜひご相談されてみてはいかがでしょうか。
詳しくは手嶋屋さんでご確認ください。
http://www.tejimaya.com/openpne-office/
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