国会議員と国民の意識のズレ

センセイ、聞いてください![第1回政策アンケート 読者編]独自調査が示す国会議員と読者の意識のズレ」という記事が、NBonline(日経ビジネスオンライン)に掲載された。
このアンケートには回答した記憶があったので目を通したのですが、見事に認識のズレが現れた結果となっています。

日経ビジネスの読者は、小さな政府で規制緩和的な政策を求めているのに対して、

■自民党
大きな政府派と規制緩和派が混在したひょうたん型。
これは、官僚出身政治家vs党人派という対比によるものかもしれません。または増税派と上げ潮派の対比?

■民主党
小さな政府志向で格差是正型。
格差が、正規社員と非正規社員といった待遇の違いから生まれていると単純に考えているとしたら大間違いですよね。もっと複雑に絡み合ってるし、誤解を恐れずに書けば、団塊世代と団塊ジュニア世代の、いわゆる親子の問題とも言えます。親世代を仕方なく温存した結果、子供世代を非正規で雇用する羽目に陥った、というのが企業の偽らざる思いでしょう。



こんなにもズレのある政治家に政策を任しているのかと思うと、歯がゆいばかりです。政治にはもっとマーケティングが必要です。国民を巻き込む力が必要です。

書いていて思い出しましたが、 竹中平蔵先生の「構造改革の真実 竹中平蔵大臣日誌」には、日本の政治にマーケティングという手法や考え方が取り入れられたのは小泉政権が初めてではないか、という記述がありました。自民党ですら、個々の政治家がばらばらに動くのだそうです。
企業では考えられません。

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