爆笑! エリート中国人

爆笑!エリート中国人 (幻冬舎新書)」を読了。
北京に向かう飛行機の中で読み終わりました。

到着までまだ1時間近くあるので、2時間くらいで読み終わった計算になります。

本書は、中国人の夫を持ち、中国人と30年来の付き合いがある女性社長によるもの。

中国人と付き合いはじめて半年くらいの私にとっては、ある意味教科書的な書物でした。

中国人の個人主義、自分を中心に世界が回っている風の言動に日本人の多く、特に男性は悩まされるようで、本書にも多くその手の事例が紹介されていました。

中国人が苦手、という日本人はとても多いのですが、本書では、そういう中国人との付き合いを楽しもう、と言っています。

私が見るところ、日本人の男性は自己主張が下手ですよね。
とにかく自分の意見を言う、という姿勢に全くと言っていいほど欠けると思います。

それなら、ちゃんと自分の目で見てチェックするのか、というとこちらの方面もおろそかにしがちです。

本書の中には、合弁会社を作ったのに、一度もその会社に行かずに撤退した日本企業の事例が紹介されていましたが、アホとしか言いようがありません。

香港は、中国進出の戦略拠点として改めてクローズアップされてきていますが、こちらは元は英国の植民地でしたので、英国流ビジネスとなります。
必然的に契約社会であり、こちらも日本人の多くが苦手としている分野です。

どちらにしても、日本人の「性善説」が重用されることはほとんどなく、むしろ悪用される国であり、地域であることには間違いありません。

本書は、中国進出を考える日本人にとって、一読の価値があると思います。


爆笑!エリート中国人 (幻冬舎新書)

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