【東野 圭吾】 「パラドックス13」


文庫版「パラドックス13」読了。

ミステリーの種類としては、孤島とか、雪の山小屋、というタイプでしょうか。

最近、天文学者の渡部 潤一 先生のお話を聞く機会があったので、興味を持って読みました。

数学的、とか、宇宙、というテーマより、かなりの人間ドラマでした。

しかも、将来が見えない、希望が持てない、というネガティブな人間ドラマ。

現代に通じるものがあるな、と感じました。

もし、私が、この世界に放り込まれたら、どうしただろうか、と考えることも。

ネタバレになるのですが、そもそも死を迎えた人だけがパラレルワールドに移動というか、コピーされてしまった世界なので、そのなかには、自ら死を選んでいる人もいます。

もちろん、事故や事件で亡くなった方もいるので、その瞬間の気持ちが、パラレルワールドにも影響するだろう、と思いました。

しかも、一瞬一瞬が、自らの選択で決まるのです。

そのとき、自分だったら、どんな判断をするだろうか、と、読んでいて自問しました。

今の生活に満足している方に、ぜひ読んでほしいと思いました。

スピード感があるので、一気に読めます。


パラドックス13 (講談社文庫)

東野 圭吾 講談社 2014-05-15
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by ヨメレバ