今年の新入社員は「消せるボールペン型」--日本生産性本部

毎年ニュースにもなる、今年の新入社員のタイプ。
今年は「消せるボールペン型」だそうです。

私も、これを使用していますが、その前はシャーペンでした。もちろんメモが消せるからです。
ボールペンも消せるんだ!とわかってからは、ずーっとこれです。
色や太さもいろいろと選べるため、とても便利に使っています。

さて、日本生産性本部が毎年出している新入社員のタイプです。

実はこれ、 学識経験者などで構成される日本生産性本部「職業のあり方研究会」が多くの企業・学校などの就職・採用担当者の協力を得て、その年の新卒入職者の特徴や就職・採用環境の動向などについて調査研究を実施し、命名を行っているという、実はとても手間のかかった研究の成果なのです。

今年の新入社員を「消せるボールペン型」とした理由は、
見かけはありきたりなボールペンだが、その機能は大きく異なっている。見かけだけで判断して、書き直しができる機能(変化に対応できる柔軟性)を活用しなければもったいない。ただ注意も必要。不用意に熱を入れる(熱血指導する)と、色(個性)が消えてしまったり、使い勝手の良さから酷使しすぎると、インクが切れてしまう(離職してしまう)。
なのだとか。

実は私、これを読んで、うーむ当たってるかも、と感じました。

このブログで何度も紹介している、常磐大学の学生のことです。
毎年、ビジネス専門実習では、3年生を、経験者の4年生がアドバイスする、という形で進めています。全体的なことは私から、細部は4年生から。基本的に、4年生に対して私からは何も言いません。

今年の新入社員である昨年度の4年生は、柔軟性はとてもありました。
自分が熱血指導されたくないからか、3年生に対しても強く言うことはなく、なんとなく進行している感じです。

ただ、数年ぶりにやりやすい印象を受けたことも確かなのです。
それは、変化に対応できる柔軟性のおかげ、つまり、相手に合わせて話ができる点が、彼らの最大の特長ではないかと感じます。
また、親世代が同年代、ということもあるでしょう。もしかすると、バブル世代の子どもの特長かもしれません。


ちなみに、昨年(2014年)の新入社員は「自動ブレーキ型」。
知識豊富で敏感。就職活動も手堅く進め、そこそこの内定を得ると、壁にぶつかる前に活動を終了。何事も安全運転の傾向がある。人を傷つけない安心感はあるが、どこか馬力不足との声も。どんな環境でも自在に運転できるようになるには、高感度センサーを活用した開発(指導、育成)が必要。
知識豊富で敏感、というあたりに共感しますね。
男子より女子が目立っていたこともあり、安心感を求める傾向が強かったような気がします。


2013年:「ロボット掃除機型
一見どれも均一的で区別がつきにくいが、部屋の隅々まで効率的に動き回り家事など時間の短縮に役立つ(就職活動期間が2か月短縮されたなかで、効率よく会社訪問をすることが求められた)。
しかし段差(プレッシャー)に弱く、たまに行方不明になったり、裏返しになってもがき続けたりすることもある。能力を発揮させるには環境整備(職場のフォローや丁寧な育成)が必要。
裏返しになってもがき続けたり・・・・、してたな、リーダー。
たしかに、フォローや丁寧な育成が必要な学年だったと感じます。


2012年:「奇跡の一本松型
東日本大震災にも耐えて生き残った「奇跡の一本松」の話は、復興に向けて多くの人に勇気を与えてくれた。今年の新入社員についても、前例のない厳しい就職戦線を潜って残った頑張りを称えたい。これからの人生においても自然災害をはじめ「想定外」の事態に直面することもあろうが、その困難を乗り越えていくことが大いに期待される。今のところは未知数だが、先輩の胸を借りる(接木)などしながらその個性や能力(種子や穂) を育てて行けば、やがてはどんな部署でもやっていける(移植)だろうし、他の仲間とつながって大きく育っていく(松原)だろう。
就活の成果がなかなか出なかった学年ですね。
数年の違いでこんなに異なる就職環境に同情しました。
いろいろと考えることができる情報収集能力があったと記憶しています。


このまま書いていくと、思いでぽろぽろになってしまうので、この先の新入社員のタイプは、下記にてご確認ください。


日本生産性本部
http://www.jpc-net.jp/new_recruit/typehistory.html

『入社年度別新入社員タイプ一覧』(1973年度まで掲載されています。)
http://sizen.yamagomori.com/04_yume/freshmantype.html




会社に入ったら三年間は「はい」と答えなさい

園部 貴弘 東洋経済新報社 2014-03-28
売り上げランキング : 160825
by ヨメレバ