映画「天空の蜂」




映画「天空の蜂」観ました。



原作は、東野圭吾が約20年前に発表した小説「天空の蜂」。


ヘリがプログラム的に略奪されるサイバーセキュリティな設定


テロリストに乗っ取られて自動運転する自衛隊のヘリが、原発上空でホバリングしながら、日本中の原発を停止しろと命令。

停止しなければ原発めがけてヘリが落ちる、というストーリー。

しかもヘリには、なぜか子どもが乗っていて、これを自衛隊が原発上空で救出する、という手に汗握る展開です。

なので、いまに置き換えたら、そうとうにおもしろいだろうなと期待していたのですが、映画の冒頭に「1995年」とテロップが出たときには、一気に観る気が失せました。

原作の設定のままなんだ~。
ちょっと残念。

そして、結局3・11と絡めたストーリーなのか。
結果、そうなんですけど。


鬼気迫る本木雅弘の演技


ほぼ原作小説を忠実に再現した映像ではありますが、鬼気迫る本木雅弘の演技に引きずられるように、映画に入り込んでいきました。

彼がいなければ、この映画の魅力は半減だろうと思います。
特に終盤の攻防は、よくぞここまでやりました、という感じです。

また、どんな映画にも出演している綾野剛も良かったです。

元自衛官、ドロップアウトしたけど正義感は強い、というキャラを演じきっておりました。


原発すべてが停止したことを知っているからこそ


3・11以降、わたしたちは原発がなくても電力供給がストップすることがないということを知っています。

ですが、わたしは、原発を支えている技術者の心意気は評価すべきと考えています。

原作者の東野圭吾も、原発技術者とその家族への心ない周囲の対応について描いていて、事故におちいる判断をするのは経営であって、技術者はつねに最善を求めていることを、この映画を観て、あらためて考えさせられます。

この映画は、日本人なら誰もが見るべき映画ではないでしょうか。


天空の蜂
by カエレバ


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