【高田 大介】 「図書館の魔女 第二巻」



 「図書館の魔女 第二巻」読了。

第一巻の最後のほうで、地下水道が登場し、ファンタジーなにおいがしはじめていたものの、辺境国が中央にしかける下剋上作戦の概要が事細かに説明されていて、それはそれなりにおもしろく世界観に引き込まれるのですが、いささかスピード感に欠ける展開のため、お風呂で毎日少しずつ読んでました。


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なにしろ「図書館の魔女」なので、物静かなはずの司書さんが大活躍。
紛争(下剋上)を未然に防ぐため、諜報活動はもちろん、いろんな文書が飛び交います。

そして、ささいな言動、行動が、実はさまざまな情報を含んでいることが、すこしずつ明らかにされていきます。

活字カルチャーの人々がメインになると、形而上のお話がこんなに長く続くのか、と読みながら思ったりしました。
それなりにおもしろいんですけどね。


第一巻を読んだときも感じましたが、三分の一くらいに要約してもらえるとうれしい。
でも、このくどさが表現していることもあるので、それでは魅力が半減するんだろうか・・・・?


第二巻の後半で、ファンタジーらしく巨人が登場。
「図書館の魔女」ことマツリカを襲撃します。

優秀な武官が警護するも、巨人の前では満身創痍に。

そのとき、司書見習いでマツリカの手話通訳係としか思われていなかったキリヒトが巨人に立ち向かい、いとも簡単に倒してしまいます。

キリヒトは「切人」。
暗殺者として育てられた、マツリカの身辺警護が本来の仕事だったのです。


生まれに縛られ、自ら選んだわけではない暗殺者となったキリヒトの身の上に、自らの宿命を重ね合わせるマツリカ。

これから、互いに理解を深めていくと思うので、第三巻が楽しみになってきました。



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