映画「相棒 -劇場版Ⅳ-」



映画「相棒 -劇場版Ⅳ-」みました。
初日だったので満席。
相変わらずの人気ですね。


年齢層はかなりお高めです。
同じ東映作品ですが、これの前に観た「キセキ -あの日のソビト-」とは雲泥の差というか・・・。

劇場版は、第1作の東京マラソンを舞台にした作品が傑作だったわけですが、その後の2作品がどうにも格好がつかない感じで、今回もあんまり期待はしていませんでした。

ところが、なかなかの出来です。
設定は第1作に似ていて、東京のど真ん中、銀座で50万人をターゲットにしたテロが発生する!というもの。



しかし、しかし、そこには裏がありまして・・・。
という物語です。

現・相棒の反町 隆史さん、実は、大変気に入っております。
大きな身体で、ときに右京さんの影にこそこそ隠れたりするところが、かわいい。

映画版でも、ここぞ、という場面で右京さんの後ろに回って、でもしっかりスマホで動画を撮影し、その場の人間の発言を記録するという脅しの場面があります。
強気の言葉とは裏腹の行動が、おかしみを感じさせる冠城 亘というキャラクターとして完成しています。

わたしはこのシーンで、吹き出してしまいました。
緊迫感が漂ってるはずなんですけど。

by カエレバ

今回の映画版のテーマは「棄民」。

政府によって切り捨てられた自国民を指す言葉です。

かつて日本が貧しかったころ、移民という名前の棄民が、大規模に行われていました。

日本では、国内の食料難から政府に奨励されてハワイ、カリフォルニア州、中南米諸国に移住していった人々などが「棄民」と呼ばれることがあります。

先日、伊香保温泉に行ったときにも、ハワイへの移民させるために法的な整備を行ったとされるロバート・ウォーカー・アルウィン ハワイ公使の別邸というのを見てきました。

資料館では、アルウィンの足跡や家族を詳しく紹介していて、この人物は、明治政府の政商かコンサルタントみたいなものだったんだな、と知りました。

井上馨、渋沢栄一、益田孝らと、台湾に製糖会社を設立するなど、日本の中枢にいたことは間違いありません。

話はそれましたが、移民は、棄民の一例です。

「相棒 -劇場版Ⅳ-」の棄民は、移民&戦争、というダブルパンチ。

それだけだと出演者が70オーバーのお爺さんだらけになってしまうので、犯罪被害者を棄てた日本政府、というおまけがフックになっています。

「相棒 -劇場版Ⅳ-」悪くないです。